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ばじ(日本人男)とすぬぬ(台湾人女)の登山&ダイビング&旅行記

槍ヶ岳登山(2017/08/12-08/14) - 二日目

二日目: 大天井ヒュッテ~ヒュッテ西岳~水俣乗越~ヒュッテ大槍~槍ヶ岳山荘~槍ヶ岳~殺生ヒュッテ

 

【大天井ヒュッテ~ヒュッテ西岳】

燕山荘~大天井ヒュッテまでのなかなか着かない辛い思いがあったから、二日目はとにかく早めに出発することにしました。

山小屋は空いてたからとても快適でした。朝4時に起床、写真の朝ごはんを作った!

見た目的にはえ。。。?と思われるかもしれないけど、めっちゃ美味しかったです!アアルファマイをエビ的なスープに入れただけでした!カロリーも美味しさもたっぷりで、おすすめです!

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出発前、大天井ヒュッテ前の風景~🌟

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大天井ヒュッテから出発してからはずっと山の後ろを歩いていた感じ。その後少し高度が上がってきて視野が広がりました(↓の写真)。同じルートで歩いたグループはなぜか少なかった。お盆の大型連休+表銀座ルートで、人多いだろうと思ったら、4,5グループしかいなかった。

登山日和↓

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ヒュッテ西岳↓

大天井ヒュッテ~ヒュッテ西岳までは本当にとにかく急ごう!の気持ちで相当早いペースで歩いていました。。。笑

写真の尖ってる山はまさに槍ヶ岳です!

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ヒュッテ西岳の後ろ姿↓

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ヒュッテ西岳で飲み物を補充するついでに山荘のオンナーと雑談しました。ヒュッテ西岳~水俣乗越までは一気に高度下がるらしい。そこからまた急登が始まって、梯子の窓があると。明らかに外国人だと思われたから「Very difficult...!」と親切に説明してくれた~笑

 

【ヒュッテ西岳~水俣乗越】

西岳~水俣乗越までは大変だった。。。蚊がとにかく多かったのです。。。西岳ヒュッテから下がるたびに蚊が目回り、鼻、口あたりに近づいたりくっついたりして、すぬぬがイライラした。。。><手に持ったストックはもはや蚊を駆除する道具になっちゃった。。。苦笑!今度絶対虫よけスプレーを持ってこようねとばじと話した。

そして、垂直に近い階段をたくさん降りてきた。一歩一歩慎重に歩かないと大変なことになってしまうので、すぬぬはビビりながら降りていた。。。

で、、写真は? 撮る余裕すらなかったのです。。。><

水俣乗越まで下がりきったのは↓の写真に写った表示板。

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 【水俣乗越~ヒュッテ大槍】

 ここからはひたすら上に上がっていく。最初からきつかった。。。60Lのリュックを背負って岩を登りました。その後も一歩一歩の高度差があって、上がっていく度にリュックの中の鍋のコンコン音が聞こえました。。。

梯子の窓もあって、一個クリアしたらまた次々と出てきます。晴天の下で一歩一歩確実に登っていくしかありません。後半になって、自分に対して励む方法は、「登ればいいでしょう?!」と自分に言い、何も考えずにひたすら目の前の段差を登って行きました。。。笑

 ばじと槍ヶ岳山荘でテント泊したかったので、12:00頃には着きたいね~とお互いにリマインドしながらなるべく早いペースで登っていました。途中で槍ヶ岳山荘から降りてきた登山客に聞いたらお昼にはテント場もういっぱいじゃないかなあと聞き、少し心配しました。

 意外とあっという間にヒュッテ大槍に着きました。昨日の辛い経験があったから一心不乱ひたすら登っていたのと、テント場取れるか心配していたからかなりいいペースで着いたと思います。後は、槍ヶ岳は途中から見えてきて、目的地の槍ヶ岳を見ながら登れるのも助力になったと思います。どこに向かっていてがんばっているか、その目標さえ見えればすぬぬはいくらでも頑張れるタイプです。(仕事においてもそうかも?!)

 

 【ヒュッテ大槍~槍ヶ岳山荘】

 ヒュッテ大槍で持ってきた行動食を全て食べきりました。ばじとの今までの登山では初めてだったかも。行動食はいつも多めに用意したので、なんとなく残ったけど、今回は二泊三日で、いくら持ってきたくても限界があるので、日数相当の食糧はそこまでもって来ませんでしたね~ コーラも買って飲み、一休みしました。

 槍ヶ岳は目の前なので、槍ヶ岳山荘までは楽勝でしょうと思いきや、まったく違った。。。ヒュッテ大槍から槍ヶ岳山荘の道はとても険しかったのです。。。最初はい今までの縦走と大して変わらないだろうと思ったけど、縦走路はまず狭いです。そして、縦走路の左右は崖に近い高度差でした。一人しか通れない道で、普通に歩いてても心が痒く感じるスリル満点な道でした。右手側が壁、左手側が崖の箇所もあって、本当に一歩一歩慎重に歩かないと滑落する危険性が十分あります。

 60Lを背負ってるので足が鈍く、更に怖かったのです。リュックが壁に引っかからないかと心配しながらスピードをかなり落としました。それでも安全が一番です!

 ゆっくりと慎重に歩きつづき、やっと槍ヶ岳山荘に向かう最後の階段が来ました。。。恐怖のせいで足が既にフラフラでした。。。

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ここは出発前日にネット上のライブカメラで見たところで、自分の目で見た瞬間は感動したね。。。!

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槍ヶ岳ピーク】

 ひとまず休憩して、山荘でカレーを食べて体を温めました。天に指してる槍ヶ岳山頂を眺めて、すぬぬは山頂に登らないことにしました。><ばじもいいよ~と優しく受け入れてくれました。

  カレー🍛を食べ終わってからもう一回山頂に眺めてみたところ、山頂から降りてきた登山客の年齢層を見て、すぬぬの恐怖心が少し和らいで、「登ろうか?!」とばじに提案して、さっさっとヘルメットを借りて、山頂に向かう道に歩みました。笑

 御覧の通り↓、山頂までは渋滞渋滞。。。>< 渋滞状態のおかげで、一歩一歩慎重に、左足を固めてから右足をという登り方ができました!本当にビビりながら登っていました。。。!途中で待ちきれなくて撤退した方もいるし、私とばじの前にいた助けてくれて雑談も一緒にした方々もいしました。

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 山頂までの最後の梯子。「この梯子は90度に超えてない?!」と何回もばじに言ったけど、笑われた。。笑。帰りに、隣で私と同じ質問をお父さんに聞いた子供を見て、やっぱりそうじゃん!!と再び思いました~笑

 山頂に立った時はガスってました。。。綺麗な鳥瞰が見えず山頂に立った実感があまりなかったのですが、ガスのおかげで恐怖さが少し減ったのかも。

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槍ヶ岳山荘~殺生ヒュッテ】

 槍ヶ岳山荘に着いたのは12:00頃、既にテント場が満席になった掲示板が立っていて、殺生ヒュッテに泊まるしかなかったのです。山頂から降りた後に20分かけて殺生ヒュッテに向かいました。

 殺生ヒュッテに着いた頃はまたテント場既にいっぱいでした。。。すぬぬがテント場探し係で、無理矢理に小屋に近い石だらけの場所を整備して、ばじとすぬぬのテント場にしました。みなさま、石の上でのテント泊は絶対止めましょう。。。!!!石をある程度整えて整備したら寝れるところだと思ったけど、全然違います。。。凸凹で痛いのです!結局その夜は寝れるまで何時間もかかりました。。。寝れたか寝なかったか良く分からなかったのです。。。>< 起きた時は背が痛かったです。。苦笑

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(つづく)

 

槍ヶ岳登山(2017/08/12-08/14) - 一日目

お盆休みに念願の槍ヶ岳に行ってきました!

表銀座(往)+上高地コース(復)二泊三日、下記のプランで行く計画を立てました。

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事前のコース検討

すぬーは往復とも上高地コースで行くつもりでしたが、ばじはピストンでは単調だからと言う意見だったので、表銀座+上高地コースで行くことにしました。

 

前日の食事

ばじから「山と食欲と私」という山登りの漫画が紹介してもらい、その中に「カーボローディング」というキーワードがありました。 エネルギッシュに山登りをするために、前日の食事で炭水化物をたくさん摂ることが重要らしく、早速実践しました(笑)。東中野の大盛軒という定番の中華屋があり、そこで2人分の定食・チャーハン・餃子6個、という炭水化物たっぷりの昼食を注文して頑張って完食しました。。。食べ過ぎちゃいました(笑) しかし、このおかげで翌日の合戦尾根は元気いっぱいで登れたのだと思います。

 

【一日目】中房温泉~燕山荘~大天井ヒュッテ

さすが大型連休で、穂高駐車場に着いた頃にはほぼ満車状態でした。深夜12時の出発で良かったなあ~とばじも言っていました。車の中で一時間弱寝て起きて、着替えて、4:20にバス停に行ったら既に行列があり、皆さんずら~と並んでいました。。。><が、15分くらい程度の待ち時間でバスに乗れました!

中房温泉登山口はこんな感じ↓

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靴紐をしっかり締めて準備!!!

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 いよいよスタート!

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北アルプス三大急登?!

スタートから一個一個のステップが高かったです。。。緩やかなペースから始まるかと思ったらそうではありませんでした。 合戦小屋に着いてからばじにはじめて明かされたのですが、中房温泉から燕岳までのルートは北アルプス三大急登の一つだということです。登り切った後に知って良かった~~!!と思いました(笑) 事前に言われると頭の中でそれが刻まれてキツく感じてしまうかもしれないが、登っている間には辛い!という感じはそこまででもなかったかもしれません!

 

アブ=要注意!

虫が多かったです。その中でも蜂と間違いがちですが、アブが多かったです。。。途中に木に腰を掛けて休んでいたところ、ウォン~ウォン~ウォン~とアブが飛んできて、最初は蜂だと思ってあんまり気にしなくて動かなければいいでしょと思って放っておいたら、フクラハギに止まってしまいました。。。そこでやばい!と思ったけどばじが動かないでって言ったからジッとしていたら、刺されちゃって痛かった!!

あっっ!って叫んだら隣の女性が虫よけスプレーで駆けてくれて、アブが一旦離れました。 しかし。。。その後アブが悪夢のように私をず~と追ってきた。。。ばじが早くどんどん上に登って!ってアドバイスを出したので、アブに怖がっていた私はゆっくりペースから超高速ペースにギアチェンジして上にどんどん登っていきました。。。笑><

今になってすぬーの一生懸命上に上がっていた必死ブリが笑えるけど、刺されたらかなり大変な事態になると調べてから分かひました。今回はタイツの上からで、皮膚には至ってなかった?ので、腫れはしませんでした。 登山口でレモングラス臭いな〜と思いましたが、みなさん賢く虫除けを使いたのです笑 アブには気をつけましょう!

 

燕山荘

燕山荘はホテル並びの綺麗&キレイ(clean)さを感じました。Tシャツ販売などブランディングがとても上手。昼食もチキンカレー&味噌汁などが平地のレストランにも負けないくらい美味しかった!!

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お昼12:00くらいでもうテント場いっぱいでした!暖色のテントがたくさん集まってとても可愛かったですら!

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燕岳に向かう道!すぬーとばじは今回時間がないので行くことができず。。。!><

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大天井ヒュッテまでの絶望な道

 燕山荘~大天井ヒュッテは事前調査によると2:30くらいのコースでしたが、ばじと4時間ほどかかってやっと大天井ヒュッテに辿り着きました。。。

 出発時は既に縦走路な感じがあって、道も平坦だったので気楽に歩けて、きっと2:30はかからないだろうと思いました。標高が少しずつ上がっていく途中、私たちの前後に歩いていた登山者たちは常念岳の分岐方向に向かって、すぬーとばじしかいない状況になりました。道間違えてないのかなあ。。。?と途中から不安もあったせいか、そこから道がとても長く感じました。空が少しずつ暗くなっていき、風も強くなってきて、ばじもどんどん疲れたようになって、絶望感が湧いてきて怖かったてます。。。

 絶望感の中、大天井岳の肩を巻いた後くらいに初めて私たちと逆方向に向かっている登山者を発見して、「大天井ヒュッテまでは後どれくらいですか?」と聞きました。「50分くらいです」と答えを聞いた瞬間に、ばじが凹んで、私もまだそんなにかかるのか?!と思いました・・・ばじはその登山者が勘違いした答えを出したじゃないか、、と願っていました。

 その後、この登りを超えたら山小屋が見えるだろう?!というよな状況を10回以上繰り返しました。もう歩くしかないと思いながら、もう一人の登山者が現れた。その登山者に聞いたところ、今度見ている山こそ超えれば山小屋が見えますよと言われ、その後やっと山小屋が見えた・・・!!一人目の登山者の時間感覚は正しかった~!

 山小屋が目に映った瞬間の感動は、今でも覚えているよ~ん!

 

 大天井ヒュッテに着いた後に、テント場がないことを知らされて、やむなく山小屋泊をしたした。(ばじがあんない一生懸命テントを背負ってくれたのに。。。私の事前調査不足で・・・><)そして、山小屋のオーナーに聞いたところ、中房温泉~燕山荘までは体力がかなり消費されたから、燕山荘~大天井ヒュッテまでは標準コース時間より大分遅れていたのだと。

 山小屋はお盆にもかかわらず空いていて快適でした!普段は2人用のスペースを一人で使えました!

大天井ヒュッテ | 槍ヶ岳山荘グループ

 

(つづく)

 

 

 

金峰山登山 -意外にハード- (2017/07/02)

こんにちは。ばじです。

すぬぬが台湾に帰省しているので、今回は妹と登山してきました。

 

今回登ったのは山梨県金峰山

アルプスでないのに、2,599mもの標高があります。頂上の奇岩が有名な山です。

私は以前瑞牆山に登っており、その時に遠くに金峰山が見えました。この2つの山は同じ瑞牆山荘から登ることができます。

その時は瑞牆山金峰山に同時に登る予定だったのですが、同行者が瑞牆山の下山中に脚が痛くなってしまったので、金峰山には登らず温泉に浸かって帰りました。

 

朝5時に東京を出て、中央道で1時間30分。

登山口である瑞牆山荘に到着です。

コースタイムは登り4時間10分。。果たして妹はついてこれるでしょうか。

 

7:54に登山開始。

序盤は30分ほどやや急な登山道です。

それを抜けると眼前に瑞牆山が見えます。

 

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木々の間で写真では綺麗に見えませんね。。岩でごつごつしていて綺麗な山です。

 

 

富士見平小屋に着きました。

キャンプの人がいっぱいいました。ここが瑞牆山金峰山の分かれ道です。

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この日は曇っていて雨が降り出しそうな天気でした。

そのため、早足でどんどん登っていきます。

 

40分ほど歩くと、林の道を抜けて大日岩のあたりに出ます。

 

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はるか遠くに奇岩が見えます。

これが金峰山の山頂。まだ遠いですね。

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また林道に入ります。登り1時間ほどかけて林道を抜けました。

ここから山頂まで1時間。。なかなか厳しい道程です。

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ここからは稜線歩きになります。

なかなか風が強かったです。途中鎖場も有り、谷川岳の西黒尾根を思い出しました。

 

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仙丈ケ岳を思い出すような緑と灰色。

秩父山系なのにアルプスに登っているような気分です。

 

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富士山がばっちり見えます。

雪も溶けてきましたね。そろそろ山登り解禁ですね。

 

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はるか下方に瑞牆山が見えます。

こうしてみるとこの2つの山は標高差がかなりありますね。

残念ながら霧のため八ヶ岳やアルプスは見ることができませんでした。

 

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11:24。

やっと山頂に到着!ここまで3時間30分。

なかなか長い登山道でした。

 

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山頂付近は人も多く、別の登山道から来た人や、金峰山荘に泊まっているらしき人のようです。

 

寒いので、さっさかカップラーメンを食べました。

霧が濃くなってきて肌寒い。

普段は1時間ほど頂上で過ごすのですが、この日は30分くらいで下山開始しました。

 

五条岩。

これだけの岩塊が山頂に残っているのは珍しいですね。

 

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帰りは2:45分でゴール。15:00前に下山することができました。

 

妹は終始弱音も吐かず、黙々とこの長丁場を完遂しました。

2週間前に大菩薩嶺に登って登山に目覚めたようですが、これからが期待できる人材ですね 笑

 

帰りはいつも通り中央道の小仏トンネル付近が渋滞(19km・・)してしまい、私は睡魔と闘いながら帰京しました。

妹にネットで調べたクイズを出してもらったら睡魔にはてきめん効果アリで、その後はバッチリ目が冴えた状態で運転できました!お試しあれ。

 

 

キリマンジャロ挑戦記 (2015/9~12)

こんにちは。

ばじです。

 

これから何回かに分けて2015年のキリマンジャロ挑戦について書いていきます。

元々はこのブログもキリマンジャロ挑戦に焦点を当てて書こうと考えていたのに、なかなか書き出せていませんでした。

 

キリマンジャロ挑戦は、3か月に渡る準備を行いました。

 

Road to Kilimanjaroということで、それっぽい写真を。

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実際は、キリマンジャロの傍に立つ別の山の写真なのですが 笑

 

 

■なぜ、キリマンジャロ 

そもそもキリマンジャロ登山というのは、私が登山を始めてからなんとなく頭にあった登山の最終目標でした。

 

キリマンジャロは標高が5,895mもあり、富士山の1.5倍近くの標高もあるアフリカ大陸最高峰の山であります。

しかしその一方で、

・ザイルやピッケルが不要で特別な登山技術を必要としない

・かつ、登山時にはガイドやポーター(荷物持ち)が付き、極度に重い荷物を背負う必要がない

といった点から、キリマンジャロは「"登山家"でない一般人が登れる最高峰」と言われます。

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"大陸最高峰の中では登山がしやすい山であり、登山ルートも整備されているため、登山家でなくても健常者で万全の準備があれば、山頂までの登山を楽しむことができる。このため世界中から多くの観光客が登山を楽しむためにキリマンジャロを訪れ、多いときは月に1,000人近くが山頂を目指している。しかし、登山が容易であるとはいっても標高5000mを超える世界有数の高峰であることには変わりなく、高山病や事故により、毎年数名の死者がでている。"

キリマンジャロ - Wikipediaより

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私は山は好きですが、特別体力に秀でているわけではなく、金銭的にも負担がかかる、事故の危険性がある、などから、ヒマラヤ山脈系などを登頂するのは難しいなと早くから感じておりました。

 

キリマンジャロであれば、自分でも登山が可能ではないか?と感じ登山方法について以前から何度か調べておりました。

wikiの通り、勿論少なからず危険性はあります。) 

 

また、山崎豊子著の「沈まぬ太陽」を読んでから、主人公の恩地元が赴任していたケニアでの生活、その中で描写される延々と続く地平線などの描写から、アフリカ対して憧れを抱いておりました。  

「沈まぬ太陽 小説」の画像検索結果

AmazonAmazon CAPTCHA)より画像を拝借

 

遠く離れた悠久の大陸を最高峰から見渡す。

 しかも、キリマンジャロから見る星はとても綺麗と聞きました。

 

そんなこんなで、「人生の中でいつの日か登りたい・・。」と感じておりました。

「人生の中でいつか」というのは、早くとも40代、もしかしたら定年後かなーと思っていたのですが、思ったよりも早い挑戦となりました 笑

 

■挑戦の決意

上述のようなキリマンジャロ登山の夢をすぬぬに語ったところ、「じゃあ登ろう!年末!」というまさかの回答。

「え、この子本気・・?キリマンジャロナメ過ぎ・・笑」と思いました。勿論。

 

しかし、屈託無く話す彼女を前に次第に「俺、ビビりすぎ・・?」との気持ちが芽生えてきました。

 

そして、今年の末に登山することについて真剣に考えてみると、

・現在の職場は自動車関連の会社で、年末休が比較的長い。かつ、プロジェクト状況から、上手くいけば2週間程度の休みが取れる。

・かつ、パートナー(=すぬぬ)と同じ職場である現在は非常に休みを合わせ易い。(逆に、今後は非常に難しくなる)

・20代後半という現在のライフステージを逃せば、次のチャンスは50代になってしまう。身体が丈夫なうちに挑戦したほうが成功率も高い。

 

と、素晴らしい条件が揃っており、この機会を逃すのは非常に惜しいと感じ始めました。

 

 

しかし、一方で非常に致命的な問題がありました。

それはすぬぬは登山歴がほとんどないということです。

1月前に富士山を登ることができたため完全に図に乗って自身に満ち溢れおります。

この子、ほとんど登山したこともないのに、「キリマンジャロに登ろう!」と言ってしまう無謀さ度胸があるのです・・。

 

よく登山をする人はわかると思いますが、富士山というのは特殊な山です。 

標高は日本一であるものの、登山難易度の観点からはそれほど高くありません。

 

登山適性をちゃんと確認し、少しでも経験を積んでおかないと登山成功は有り得ないし、最悪は遠く離れた異国の地で大事故に繋がってしまうことを危惧しました。。

 

 

そこで、私は考えた末にある決断ポイントを設けることにしました。

それは、すぬぬが富士山以外の日本の3,000m峰を無事登り切れたら、キリマンジャロに挑戦をするというもの。

北岳(3,193m)登山成功」を2人のキリマンジャロ挑戦の条件にしました。

これでも勿論無謀と言えるかもしれませんが、そこは好奇心に負けました 笑

 

すぬぬが初本格登山であることも鑑みて、挑戦するヤマハ私が既に登ったこともある北岳にしました。

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北岳は眺望も最高なので、これから登山にのめりこんでいくには最適な山です。

私も登山にハマったのはこの北岳が最初でした。

 

 

かくして、7月に初登山した女性が、5か月後の12月にキリマンジャロに挑戦する、という無謀な挑戦が始まりました。

 

次回はこの北岳の挑戦について書きます!

 

 

GW 諏訪・安曇野旅行 (2017/5/3~5/6)

こんにちは。ばじです。

2017年のゴールデンウィークは長野県を旅行してきました。

↓以下は移動経路です。

諏訪、松本、安曇野と北上していくプランにしました。

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当初は登山も考えたのですが、主だった山はまだ残雪期。。

また、すぬぬも私も海外出張が続いており、海外旅行という気分で無く国内でゆっくりしたい、という気持ちがありました。

そこで、「温泉に使ってゆっくりしよう!」と長野温泉巡り旅行となりました。

 

また、地図に乗せている川中島古戦場は行きたかったのですが、最終日の生憎の雨で立ち消えました。

小学生の時に日本の戦国時代史が好きだったので、そのうち一度訪れてみたいです。

 

■5/3(水)

レンタカーを借り、朝9時過ぎに東京を出発。

トヨタのスパシオは年季を感じさせる内装でありましたが、ハンドリング、ブレーキは問題なく運転は快適でした。

中央道談合坂付近から甲府を過ぎるまで延々と渋滞が続きます。

これで、初日の諏訪観光は時間的に難しいなぁー。。というより、そもそもあんまり観光へのモチベーションは高くなかったんですけどね。

 

途中、八ヶ岳PAでフランクフルトとソーセージを頬張りました。

昨年も食べましたが、ここのPAの肉はひたすら美味しいです。

 

その後は旅館に早々にチェックインし、2人揃って小説を読んでおりました。

私は宮部みゆきの「誰か Somebody」を久しぶりに読んだのですが、著作を全て読んでみたくなるくらいハマりました。

 

■5/4(木)

諏訪から八島湿原、美ヶ原に向けて出発。

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上記画像は、http://www.venus-line.net/より。

 

同じビーナスライン沿いの霧ヶ峰蓼科山は昨年7月に既に制覇しております。

今回は北側のピンク、緑ゾーンを訪れました。

 

 

朝、諏訪の温泉旅館から八島高原線を通ってビーナスラインへ抜けようとしたところ、落石による通行止めが判明。引き返すことに。

こういう不測の事態はよくありますね。。

shimosuwaonsen.jp

 

気を取り直して、中山道を通ってビーナスライン沿いの八島湿原に到着。

奥のほうに見えるのは車山(霧ヶ峰最高峰)です。

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八島湿原は無料駐車場があるのですが、10:00の到着時点で満車でした。

とはいえそれでも、45分くらいで入ることができました。八島湿原は広くなく、観光にそれほど時間がかかるわけでもないので、回転が早そうです。

それでもお昼時は待つかもしれませんので、なるべく早く到着するのが良いと思います。

 

八島湿原の楽しみ方はいろいろあります。

・湿原を周回する

・車山まで登山する

・鷲ヶ峰まで登山する

など

 

車山までの登山も気持ちがよさそうですが、既に昨年訪問しているので、今回は鷲ヶ峰(1798m)に登山しました。登山といっても40分くらいで登れました。

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非常になだらかでしたが、すぬぬは冬季で登山していない分足腰の訛りを感じて嘆いていました。。笑

 

山頂からは北・中央・南アルプス八ヶ岳が一望できました。写真は北アルプス

今年こそは一緒に北アルプスを登頂しようと決めました。槍ヶ岳か燕岳を考えております。

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八島湿原はハート型なので「恋人の聖地」としても売り出しているそうです。

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お腹が減っていたので、湿原自体はあまり水に美ヶ原へ移動してしまいました。。笑

 

美ヶ原。40分くらい車を走らせて到着。

最初は高原美術館の方に車を停めて腹ごしらえ。

そのあとは王ヶ頭を目指してしばしハイキング。山本小屋駐車場から大体45分くらいで王ヶ頭に到着。

 

かの有名な王ヶ頭ホテル。一生に一度は泊まりたいですね。

運が良ければ朝方は雲海に包まれて、「天空の上のホテル」のようになるんだとか。

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王ヶ頭。ばじはこれで百名山20座目です。

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左から、蓼科山八ヶ岳

八ヶ岳は裾野が広くて雄大です。今年是非とも登りたい。

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そんなこんなで今回の登山はさくっと終了。

登山というよりハイキングですね。今シーズンの登山のモチベーションを高めました。

 

■5/5(金)

この日は松本城、国営アルプスあづみの公園の2か所を訪問しました。

松本城天守閣まで180分待ち。ディズニーかよ!

 

あづみの公園は隠れた穴場ですね。「マレットゴルフ」というゲートボールのようなパターゴルフのようなスポーツをやったのですが、非常に面白かった。

私の地元には「国営ひたち海浜公園」という、Rock in Japanの会場にもなっている公苑があるのですが、雰囲気が非常に似ています。入場料も良心的で開放感があって、言うこと無しですね。

 

松本・安曇野は市内から北アルプスが丸見えです。市内から絶景が堪能できる。

すごい。

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お昼はそば処「常念」で。

https://tabelog.com/nagano/A2005/A200501/20000818/

そば定食にしたのですが、めいっぱい盛そばを注文しておけばよかった--、と思うくらいにそばが旨かったです。とはいえ、定食のご飯も粒が立っていて美味しかったです。水が良いとなんでも美味しくなるのですね。

 

■5/6(土)

前日行けなかった「大王わさび農場」へ。

前日は一般道まで延々と続く駐車場待ちの列で、30分待ってギブアップ。GWのお昼時は1.5時間くらいは待つこともありそうです。

 

わさび漬け体験やわさび田の見学など、普段できないことを体験できました。

ただ、わさびソフト、わさびコロッケ、わさびフランクなどはちっとも辛くなく正直残念でした 笑

近くでまた蕎麦を食べましたが、相変わらず美味でした。

 

帰りも無事小仏トンネル付近で渋滞に捕まりました 笑

3車線=>2車線になるところで詰まっちゃうみたいですね。。

 

 

まとめると、

「長野はとにかく飯が美味い」です。

今年度も登山でまた何度か訪問したいと思います!

 

ボルネオ旅行⑦ -食べ物- (2016/8/1~18)

 今回のテーマは食べ物なので、マレーシア料理が好きなすぬぬが書いています。

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 マレーシア料理は大きく分けて4種類です。マレー料理、ニョニャ料理、中国料理、インド料理です。民族構成みたいにバリエーションが豊かです。

 個人的な意見ですが、日本料理はあまり外国の影響を受けなく、一本筋の日本の味と素材が味わえる一方、マレーシア料理は多民族で性格豊富ないい面があります。

 値段は、意外と高いところも多かったです。「ザ東南アジア」の安さはそこまでなかったです。

 

4大料理があるといっても、共通の香辛料を使用することも多いですね~

以下に、特にすぬぬの印象に残った食べ物を紹介します。

 

 ①ラクサ

 マレーシア料理といえば、ラクサでしょ!!!とすぬぬは勝手に思っています。笑

 ラクサも様々な種類がありますが、私はKK市内のKedai Kopi Yee Fung(http://yeefunglaksa.com/en/home/)とムルのMariott併設のレストランのSarawak Laksaを食べました。どちらもカレーと台湾の「沙茶醬」、そしてココナッツの匂いがします。Sarawak Laksaはさらにエビの匂いが強かったです。

 今回のボルネオ旅行で一番おいしいなあと思った麺料理です。

 ↓緑の箸に挟まれている麺がラクサです~(Kedai Kopi Yee Fung)

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↓Mariottのラクサ~

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 ②炒め野菜=Sawarak Midin

 Mariottのレストランで食べた炒め野菜ですが、美味しすぎてびっくりしました。見た目はただの炒め野菜で、ニンニクなど簡単な薬味しか見えませんが、味がさっぱりしていて胃にやさしい野菜でした。ホテルのスタッフに野菜の名前を聞いたんですが、"It's wild fern"という答えしか返ってこなくて、インターネットで調べました。Sawarak midinらしいです。

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 ③Royal Coconutsのココナッツ・プリン

 汗かきながらバクテー(肉骨茶)を食べた後の最高のデザートでした!!ここのココナッツの中の壁についてる肉が特に多くてめっちゃ美味しかったです!ココナッツプリンがおすすめです。

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https://www.facebook.com/TheRoyalCoconut/

 

 

 ④ガイド:Philipsの奥さんの手弁当(@グヌン・ムル国立公園)

 炒め野菜もチキンカレーも絶品でした!カレーは真っ赤のラー油ーっぽいものが漂っていたが、少ししか辛くなく絶妙なうまさでした。食べたいならPhilipsのMuluツアーにガイドしてもらうしかないですね。。。><

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 ⑤KFCのお粥

 KK空港の中にあるKFCで、お粥を注文してみました。ショウガも入っていて、ばじも美味しいと言ってましたよ~

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http://www.kfc.com.my/menu/breakfast-weekday/weekday-zinger-porridge/

 

 ⑥Mamutik島の焼き魚

 Mamutikでは2 dive目の後に、お昼タイムを取りました。ビュッフェ形式で小さな焼き魚がありました。午後の3 dive目のことを考えるとたくさん食べては良くないので控えめに食べましたが、あそこの焼き魚は本当に新鮮でした。

 

 

 ⑦貓山王ドリアン

 KK市内、新記肉骨茶のお店の近くに果物専門店があります。あそこは「貓山王」という高価な品種を販売しています(そう書いていましたが本当かどうかは分かりません><)。とにかく一かけを買って食べましたが、今まで食べたドリアンとは若干違います。ま

ず、肉が柔らかくて綿々とした食感でした。そして、ガスの匂いはそこまできつくなく、割と鼻を摘ままなくても食べられました。が。。。食べた後のゲップは。。。想像に任せます。笑

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※手袋をしないと手が臭くなります

 

 ⑧Oldtown White Coffee

 "Oldtown white coffee Signature freezy"、甘くて美味しかったです!

 ここのポイントは、コーヒー以外、食べ物も提供していることです~ラクサや海南チキンライスなど、食事もできます。台湾の昔のコーヒーショップもあんな感じのミックスメニューを提供していた覚えがあるので、懐かしいなあと思っていました。

 ↓Oldtown White Coffeeの普通のブラックコーヒーです。なんと、レンゲがついています。。。まるで漢方薬を飲むみたいに。。。><

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 ⑨バクテー(肉骨茶)

 何十年か前にもマレーシアでバクテーを食べたことがありますが、今回は前回ほどあんまり記憶に残りませんでした。今回は「新記」と新記の隣の「大徳」の2つのところでしか食べませんでした。「新記」はとても人気でいつも混んでいましたが、私は一回目に新記に行こうとして混みすぎてたのでたまたま入った、新記の隣の「大徳」のほうが好きです。

スープバクテーのほか、炒めた辛いバクテーもあって美味しかったです。

 

Sin Kee Bah Kut Teh (新記肉骨茶) - Kota Kinabalu City Centre

 

Da De Bah Kut Teh 大德古早味肉骨茶 - コタキナバル、Sabah

 

 

 ⑩Sri Melakaのニョニャ料理

 ビーフン、魚のカレー煮などが良かったですが高めでした。たぶん地球の歩き方に載っていたので日本人が多かったです。

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Restoran Sri Melaka :: Authentic Malaysian Cruisines

 

 ⑪ナシ・レマ

 マレー料理の代表格と言えば、ナシ・レマらしいですがすぬぬ的にはイマイチ。ばじはナシ・レマばかり食べてました。

↓プロムナード・ホテルで夜食として注文。ナシ・レマとサラダ

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 ⑫100 Plusというスポーツドリンク

 最初は買わずに、ばじと2人で怪しげに100 Plusの缶を見詰めてましたが、あるタイミングで買ってみました。。。笑。

 特にMuluに行く直前に胃腸を壊した私は100 Plusのおかげでエネルギーと糖分が摂れて、まるで命の水でした。。。><Mulu現地ガイドのPhilipsもこの話に納得したようです。笑

 ↓マレーシアスーパーのドリンクコーナー!多種多様~!

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 まとめ

 KKは魚介系、特にエビの風味を生かした料理が多かったです!絶品ラクサを是非とも食べてください!

 

 

 

 

ボルネオ旅行⑥ -海賊・水上村- (2016/8/1~18)

今回はすぬぬが書いています。

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 すぬぬは割と慎重派で、命の危険があるところに冒険したりすることまでしたくはないです。プラス、前回のキリマンジャロ旅行で色んなひどい目に遭ったので、「事前調査をしておけば、あの嫌なシチュエーションを経験せずに済んだかも」と悔しかったので、今回のボルネオ旅行はきちんと事前調査を行いました。

 

 旅行先の国や地域によって危険・リスクの種類も変わってきます。何年か前に、マレーシアのポンポン島で外国人が海賊に誘拐された事件が記憶に残っていたので、まず、そのポンポン島はどこにあるかを調べました。まさか。。。それが私たちの今回の目的地であるボルネオ島だとは思っておりませんでした。。。怖い。その関連記事によって、今回のボルネオ旅行において、気を付けるべきは「海賊」だ、と私の心の中で決めました。

 

参考:

【台湾情報】マレーシアで誘拐された女性が解放される。驚愕の人質生活とは(台湾の反応)

 

 

今回は、

「①すぬぬが事前調査で何を調べてきたか、それがスケジュールの組み立てにどういう風に反映されたか」

「②実際に現地を旅行した感想」

「③水上村について(おまけ)」

を皆さんにシェアしたいと思います。

 

①今回の事前調査&旅程組み立てへの影響

 <全体>

 まず、地球の歩き方&「外務省 海外安全ホームページ」を参考にしました。

現時点は下図のように、ボルネオ島の東・北側の離島は十分要注意な地域だと色づけられています。シパダン島など世界十大Diving pointに興味があったのですが、それらは真っ先に諦めました。

 さらに、Web上の色んな記事を集めてきた結果、やはりサンダカン、センポルナの辺りは海賊による外国人誘拐事件が頻発していて要注意みたいなので、それらの地域に行くことも諦めました。

 

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www.anzen.mofa.go.jp

 

 <ダイビング>

 JTBパッケージツアーのMantanani島ダイビングも申し込みましたが、海賊情報を色々と調べたあとに行くかどうかを迷いはじめました。Mantanani島はオレンジ色の地域に含まれているか微妙な位置であり、「近いなあ~怖いなあ~」と思ったからです。

 JTBにも問い合わせました。上記の図はあくまでこれまでの事件によって作成された危険情報図とのことでした。そのため結局、最終的に行くかどうかの決定はやはり自分の判断が問われます。相対的に危険でない地域の中で唯一期待できそうなdiving pointなので、ビビりながらも行くことにしました!

 

 <ホテル>

 海に近いリゾートホテルNexus Spa&Resort(http://www.nexusresort.com/)に泊まる予定がありましたが、部屋を「Ocean view」か「Garden  view」にするかで、ばじとめっちゃ喧嘩しました(笑)。普段なら迷いなくOcean viewを選択する私ですが、海賊が怖くてGarden viewにし、なるべく海から離れたほうがいいと、周りの人に不思議がられながらも一人で悩んでいました。。。笑。

 

 結局Ocean viewにしました。実際に泊まってみたら、私たちの部屋は4階にあって海からもかなり遠く離れていました。。。><

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http://www.nexusresort.com/The-Hotel/Hotel-Details/Nexus-Map

 

②実際に現地を旅行した感想

 事前調査、そして現地にいる時の自分の警戒心のおかげか、今回は前回のアフリカ旅行に比べて割とスムースに進められ、困ったことなく済みました。

 私みたいな心配性な人もいれば、せっかく海外に行くからには綺麗な景色を優先する方もいると思います。どちらにせよ、日本に長くいるとやはり周囲環境への警戒心、そして危機管理能力が下がってしまうので、海外に行く時は普段の倍以上神経を張っておかないといけないと個人的に思います。

 大げさかもしれませんが、ソマリア、マラッカ、スールー海域は海賊が猖獗している3大地域なので、できる限る気を付けましょう!

  

水上村

 コタキナバル市内から見えるガヤ島の水上村はフィリピンなどからの不法移民が住んでいて危ないらしいです。「え?!市内からあんないに近いのに、危険な水上村があるんだ。。。」と不思議に思います。

 今回は昼間の飛行機でKKからグヌン・ムルに行ったので、空中からKK周辺の水上村を一覧することができました。なんと。。。数多くの水上村の存在を気づきました。チョコレートブロックみたいに密度高く固まっていました。ずっと市内にいるとあんまり気づかないかもしれませんが。

 離陸・着陸するたびに繁々な水上村光景が見えるので、毎回毎回不思議に思いました。政府はそれらの水上村に対してどんな位置づけで考えているのか?昼間に見る水上村はエメラルド色の海の上に漂っているように見えて綺麗でしたが、中の住民と生活環境を考えると色々と複雑ですね。。。

 

 ちなみに内地にも水上村があり、それらを見回るパッケージツアーがあります。そちらは安全性が高いと思います。私たちもウェストン水上村訪問ツアーに参加しましたが、観光客専用のところで食事をして水上橋で散歩するくらいの、軽い程度の観光でした。

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追記:ばじ

 すぬぬは準備段階から”ずっと”海賊を怖がっていました笑

 ホテルのOcean/Gardenなどは完全に過剰な心配で笑い話ですが。

 

 参考リンクにあったように台湾人で海賊被害が出ていることからもすぬぬに取ってはより身近な話題であったのだと思います。

 

 海賊行為というと私もさっぱりイメージが湧かなかったのですが、映画「囚われ人 パラワン島観光客21人誘拐事件」を観てみるとイメージがつくと思います。

映画『囚われ人』公式サイト

※正直脚色によって伝えたいことにフォーカスが当たりすぎて、ドキュメンタリー性が損なわれている気もしますが、そこの批評は他の方に任せるとします。

 

要は誘拐して巨額の身代金を請求するわけです。

ここで払ってしまうと、国民が今後もターゲットにされるため払わない方針を一貫して取る国もあります。スールー海はフィリピンのミンダナオ諸島のあたりに今も少数ながら海賊がおります。マレーシアの東部はアクセスがしやすいため、海賊行為の対象となるのです。

 

 我々が以前にタンザニアザンジバル島訪問した時には、訪問中にWebを観ている中で過去にザンジバルでもソマリア海賊の被害があったことを知りました。

その時は何の心構えもできていなかったので恐怖を覚えました。

 

ソマリア海賊と言えば、映画「Captain Phillips」でよく描かれているので、観てみてください。 

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Captain Phillips | Sony Pictures

 

海賊行為を改めさせるには武力による防衛機能を強化する方針もありますが、根本的に海賊を撲滅するには、地場産業を活性化させて、経済的に自立させることが不可欠のようです。

ソマリア海賊は「すしざんまいの社長が壊滅させた」とかいう記事をよく見ます。どの程度の効果があったのかわかりませんが、ドキュメンタリーなどあれば観てみたいところです。

 

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