谷川岳登山 -紅葉&渋滞- (2016/10/22)
コタキナバルについて書いている途中ですが、
昨日群馬の谷川岳に行ってきましたので、ばじが感想など書いていきます。
前々から、低山好きな従兄弟と一緒に山登りしようと話をしておりました。
そして、この時期に日帰りできる山はどこかと探している中で谷川岳が候補に上がりました。
谷川岳は3,4年前の4月頃にふと思い立って行ったことがあります。
その時の私はあまりにも無知だったので、初春の谷川岳が雪に包まれていることを知らず、アイゼンも無い状態で土合駅に降り立ったのでした。雪のあまりの積もりようを見て驚愕するも交通費の勿体なさに少しだけ雪道にトライ。10分後に命の危険を感じて引き返しました。笑
前回、私は「クライマーズ・ハイ」を読んで谷川岳へ赴きました。
世界一の登山による死者数を持つ山でもあり、「魔の山」のような雰囲気を持ちますね。通常の登山では全くもって危険な道はありませんが。
モグラ駅の土合駅も有名ですね。JRでは珍しく地下にホームがあり、486段もの階段を登らなければ地上に出ることができません。
登山の報告
アクセス
今回は従兄の車向かいます。関越道の大泉ICに近い、西武池袋線大泉学園駅で拾って貰いました。その後、関越を北上し、水上ICで降りて土合駅方面へ。
大泉学園駅から登山口までは、そこそこの混み状態で2時間15分くらいでした。
駐車場はロープウェイの駅の立体駐車場に大容量5F分の駐車スペースがあります。
電車では、上野駅に前泊すれば鈍行での日帰りも可能です。
何度か計画しましたがまだ実現していないです。
一番早いのは、特急代がかかりますが、越後湯沢まで上越新幹線で行って土合駅まで鈍行で戻ってくるルートです。
行程
「西黒尾根ルート」
8:50 登山開始
11:00 ラクダの背
12:30 トマの耳
12:45 オキの耳
(昼休憩)
14:00 下山開始
15:40 天神平・ロープウェイ乗車
16:00 下山
山頂、下山道が混雑しており、トマの耳、オキの耳のあたりで非常に時間がかかりました。一列に並んで歩く感じでした。
天神平までロープウェイでアクセスできる気軽さで人が多いみたいですね。
登山してみての感想
日本三大急登の一つ「西黒尾根」に挑戦。当初はそこまで意識していなかったのですが、従兄が行きの社内で「急登」と何度も言ってくるのでビビり始めました。
登り始めからなかなか急な道が続きます。この時期の山頂付近は0度近くなることがある、とのことでモンベルのジオラインの厚手を着てきたのですが、汗だくに。。
紅葉には遅すぎるのかなと思っていたのですが、この日は絶好の日でした。
紅葉と前方に佇む谷川岳。頂上のごつごつ感がたまりません。
紅葉のアーチ。景色がいいので、疲れもそこまで感じません。
従兄の友達は地質調査が専門のようで、登山道の火山灰の粒子が細かいと言っておりました。細かいということは遠くの火山から飛んできた?富士山?燧ヶ岳?と推測してましたが、実際どうなんでしょう。
急坂を抜けると、稜線に出ます。
すぬぬ曰くこの登山のベストショット。(枝葉のフレームが良い)
途中鎖場が3か所ほどありました。
ここら辺が急登と呼ばれる所以なんでしょうね。岩は滑るところがあるので気を付けて上る必要があります。
岩壁。岩登りしているクライマーが見えました。
正直クライミングなんて頭がおかしい人がやるものだと思っていましたが、これを見ると登りたくなる気持ちが少しわかってしまいました。
白くて綺麗な壁。登ったら達成感に満ち溢れるでしょうね。
西黒尾根がスーッと伸びています。このルートを選んでよかった。
2,000を超えない山ですが、アルプスに劣らない稜線の見事さです。コスパよし。
トマの耳まで来ました。
オキの耳。登頂達成。ばじは百名山19座目です。
山頂付近は人でごった返しです。天神平までロープウェイを利用して登っている人が多いようです。小さな子供も多かったです。トマの耳から15分くらいかかりましたね。
この日の昼はインスタントパスタと、干し芋を炙って食べました。
すぬぬが山小屋のトイレを利用しに行ったのですが、行列がひどく30分くらい帰ってきませんでした笑
谷川連峰の稜線。
これをずっと行くと苗場の方に行けるようです。
「グレート・トラバース」では田中陽希さんがこの道を苗場まで行きましたね。万太郎山~仙ノ倉山~平標山と続きますが、田中さんは平標山の標高1984mが自分の生まれ年と同じということでお気に入りと言っておりましたことを覚えています。
谷川連峰縦走は是非ともやってみたいですね。
前日夜に越後湯沢の平標山登山口に車をつけておいて、谷川岳麓の民宿で前泊すれば、次の日に帰ってこれるようです。いつの日か実行します。
帰りは天神尾根ルートで下山。
画質がもっと良ければよかったのですが、この写真を目を凝らしてみると下山する皆様がおります。途中の急な箇所では停滞してしまうほどのひどい渋滞でした。
子供連れの登山客、どうなんでしょうね。
お父さんが急な箇所を抱っこ・おんぶで移動出来て歩みを止めずに行けるなら全然良いと思います。
登山道のステップに高低差があると、子供にとっては壁のようなもので、それを自力で下山させるのってかなり危ないことですよね。渋滞にはまぁいらいらしたのですが、子供を危ない目に合わせるのが一番心配です。
総括
この時期の谷川岳は素晴らしい景色でした。西黒尾根は三大急登の一つですが、そこまで辛くは感じません。なによりも景色が最高なので是非とも西黒尾根を登ってみてください。
この時期の谷川岳は天気でコンディションが一変するので防寒もお忘れなく、山頂付近は風が吹くと寒かったです。
あの岩壁を見てしまったので、自分がクライミングに引き込まれないかが少し心配です。笑