ぷるる

ばじ(日本人男)とすぬぬ(台湾人女)の登山&ダイビング&旅行記

槍ヶ岳登山(2017/08/12-08/14) - 二日目

二日目: 大天井ヒュッテ~ヒュッテ西岳~水俣乗越~ヒュッテ大槍~槍ヶ岳山荘~槍ヶ岳~殺生ヒュッテ

 

【大天井ヒュッテ~ヒュッテ西岳】

燕山荘~大天井ヒュッテまでのなかなか着かない辛い思いがあったから、二日目はとにかく早めに出発することにしました。

山小屋は空いてたからとても快適でした。朝4時に起床、写真の朝ごはんを作った!

見た目的にはえ。。。?と思われるかもしれないけど、めっちゃ美味しかったです!アアルファマイをエビ的なスープに入れただけでした!カロリーも美味しさもたっぷりで、おすすめです!

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出発前、大天井ヒュッテ前の風景~🌟

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大天井ヒュッテから出発してからはずっと山の後ろを歩いていた感じ。その後少し高度が上がってきて視野が広がりました(↓の写真)。同じルートで歩いたグループはなぜか少なかった。お盆の大型連休+表銀座ルートで、人多いだろうと思ったら、4,5グループしかいなかった。

登山日和↓

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ヒュッテ西岳↓

大天井ヒュッテ~ヒュッテ西岳までは本当にとにかく急ごう!の気持ちで相当早いペースで歩いていました。。。笑

写真の尖ってる山はまさに槍ヶ岳です!

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ヒュッテ西岳の後ろ姿↓

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ヒュッテ西岳で飲み物を補充するついでに山荘のオンナーと雑談しました。ヒュッテ西岳~水俣乗越までは一気に高度下がるらしい。そこからまた急登が始まって、梯子の窓があると。明らかに外国人だと思われたから「Very difficult...!」と親切に説明してくれた~笑

 

【ヒュッテ西岳~水俣乗越】

西岳~水俣乗越までは大変だった。。。蚊がとにかく多かったのです。。。西岳ヒュッテから下がるたびに蚊が目回り、鼻、口あたりに近づいたりくっついたりして、すぬぬがイライラした。。。><手に持ったストックはもはや蚊を駆除する道具になっちゃった。。。苦笑!今度絶対虫よけスプレーを持ってこようねとばじと話した。

そして、垂直に近い階段をたくさん降りてきた。一歩一歩慎重に歩かないと大変なことになってしまうので、すぬぬはビビりながら降りていた。。。

で、、写真は? 撮る余裕すらなかったのです。。。><

水俣乗越まで下がりきったのは↓の写真に写った表示板。

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 【水俣乗越~ヒュッテ大槍】

 ここからはひたすら上に上がっていく。最初からきつかった。。。60Lのリュックを背負って岩を登りました。その後も一歩一歩の高度差があって、上がっていく度にリュックの中の鍋のコンコン音が聞こえました。。。

梯子の窓もあって、一個クリアしたらまた次々と出てきます。晴天の下で一歩一歩確実に登っていくしかありません。後半になって、自分に対して励む方法は、「登ればいいでしょう?!」と自分に言い、何も考えずにひたすら目の前の段差を登って行きました。。。笑

 ばじと槍ヶ岳山荘でテント泊したかったので、12:00頃には着きたいね~とお互いにリマインドしながらなるべく早いペースで登っていました。途中で槍ヶ岳山荘から降りてきた登山客に聞いたらお昼にはテント場もういっぱいじゃないかなあと聞き、少し心配しました。

 意外とあっという間にヒュッテ大槍に着きました。昨日の辛い経験があったから一心不乱ひたすら登っていたのと、テント場取れるか心配していたからかなりいいペースで着いたと思います。後は、槍ヶ岳は途中から見えてきて、目的地の槍ヶ岳を見ながら登れるのも助力になったと思います。どこに向かっていてがんばっているか、その目標さえ見えればすぬぬはいくらでも頑張れるタイプです。(仕事においてもそうかも?!)

 

 【ヒュッテ大槍~槍ヶ岳山荘】

 ヒュッテ大槍で持ってきた行動食を全て食べきりました。ばじとの今までの登山では初めてだったかも。行動食はいつも多めに用意したので、なんとなく残ったけど、今回は二泊三日で、いくら持ってきたくても限界があるので、日数相当の食糧はそこまでもって来ませんでしたね~ コーラも買って飲み、一休みしました。

 槍ヶ岳は目の前なので、槍ヶ岳山荘までは楽勝でしょうと思いきや、まったく違った。。。ヒュッテ大槍から槍ヶ岳山荘の道はとても険しかったのです。。。最初はい今までの縦走と大して変わらないだろうと思ったけど、縦走路はまず狭いです。そして、縦走路の左右は崖に近い高度差でした。一人しか通れない道で、普通に歩いてても心が痒く感じるスリル満点な道でした。右手側が壁、左手側が崖の箇所もあって、本当に一歩一歩慎重に歩かないと滑落する危険性が十分あります。

 60Lを背負ってるので足が鈍く、更に怖かったのです。リュックが壁に引っかからないかと心配しながらスピードをかなり落としました。それでも安全が一番です!

 ゆっくりと慎重に歩きつづき、やっと槍ヶ岳山荘に向かう最後の階段が来ました。。。恐怖のせいで足が既にフラフラでした。。。

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ここは出発前日にネット上のライブカメラで見たところで、自分の目で見た瞬間は感動したね。。。!

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槍ヶ岳ピーク】

 ひとまず休憩して、山荘でカレーを食べて体を温めました。天に指してる槍ヶ岳山頂を眺めて、すぬぬは山頂に登らないことにしました。><ばじもいいよ~と優しく受け入れてくれました。

  カレー🍛を食べ終わってからもう一回山頂に眺めてみたところ、山頂から降りてきた登山客の年齢層を見て、すぬぬの恐怖心が少し和らいで、「登ろうか?!」とばじに提案して、さっさっとヘルメットを借りて、山頂に向かう道に歩みました。笑

 御覧の通り↓、山頂までは渋滞渋滞。。。>< 渋滞状態のおかげで、一歩一歩慎重に、左足を固めてから右足をという登り方ができました!本当にビビりながら登っていました。。。!途中で待ちきれなくて撤退した方もいるし、私とばじの前にいた助けてくれて雑談も一緒にした方々もいしました。

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 山頂までの最後の梯子。「この梯子は90度に超えてない?!」と何回もばじに言ったけど、笑われた。。笑。帰りに、隣で私と同じ質問をお父さんに聞いた子供を見て、やっぱりそうじゃん!!と再び思いました~笑

 山頂に立った時はガスってました。。。綺麗な鳥瞰が見えず山頂に立った実感があまりなかったのですが、ガスのおかげで恐怖さが少し減ったのかも。

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槍ヶ岳山荘~殺生ヒュッテ】

 槍ヶ岳山荘に着いたのは12:00頃、既にテント場が満席になった掲示板が立っていて、殺生ヒュッテに泊まるしかなかったのです。山頂から降りた後に20分かけて殺生ヒュッテに向かいました。

 殺生ヒュッテに着いた頃はまたテント場既にいっぱいでした。。。すぬぬがテント場探し係で、無理矢理に小屋に近い石だらけの場所を整備して、ばじとすぬぬのテント場にしました。みなさま、石の上でのテント泊は絶対止めましょう。。。!!!石をある程度整えて整備したら寝れるところだと思ったけど、全然違います。。。凸凹で痛いのです!結局その夜は寝れるまで何時間もかかりました。。。寝れたか寝なかったか良く分からなかったのです。。。>< 起きた時は背が痛かったです。。苦笑

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(つづく)