ボルネオ旅行⑤ -ホテルの評価- (2016/8/1~18)
今回はすぬぬが書いています。
口が閉まらないほど驚く豪華なホテルには泊まりませんでしたが、やはり観光地ならではの便利さと居心地のよさが良いホテルがちょこちょこありました。
一点だけ。私たちみたいな全旅程を自分で組む場合、場所間の移動時間や料金を事前に調べることが一番重要だと思います。例えば、ホテル間の移動、ホテルから観光地・アクティビティー地の移動など。
今回私が心かけたポイントとして、
①空港近くのホテル→市内ホテル→郊外ホテル→空港近くのホテル、というルートでホテルを組んでました。郊外ホテルも選んだ理由は、一日だけ、Mantanani島でのダイビングスケジュールがあったからです。今回の経験だと、やはり郊外ホテルは部屋・ホテル敷地が広いので、郊外にスケジュールがなくてもホテルを泊まるためだけのために来てもいいと思います。
②JTBツアーを参加したので、ピックアップ可能なホテルも合わせて確認しながら予約を取りました。
③低価=>高価、という順番で今回の旅程をで泊まってきました。理由はいうまでもなく、疲れていくなか、ホテルのランクをどんどん上げていくことでモチベーションもあがるからです~笑
今回泊まったホテルリスト
コタキナバル市内
・Eden54
・Promnade Hotel&Resorts
コタキナバル郊外
・Nexus Spa&Resort
キナバル公園
・Rock Hostel
・Pendant Hat
ムル
・マリオット
以下に、個人的な好みでランキング付けしながら紹介します。
山小屋は別扱いにするのでランキングから外します。
(以下、コタキナバルをKKと略称する)
①マリオット(ムル)
グヌン・ムル国立公園で蝙蝠の匂いとかを一日嗅いだ後のマリオットは最高の寛ぎの場所でした。。。!自然に囲まれた感じが一番の好きポイントかなあ~
ムルに行く前の前日にお腹を完全に壊しちゃってなにも食べれずにムルの6kmを歩いていた私。お腹がめっちゃ空いててエネルギーゼロで体がフラフラでした。。。
マリオットホテルに着いて煩雑なチェックイン手続きの後に、私たちの部屋が一番奥にあることを気づいてどよん~と倒れそうになりました。。。もうレストランに行ってご飯を食べる気力もなく、幸いにルームサービスができることを気づいてお粥を注文しました。めっちゃ美味しかったです!!!
お風呂場は現代的な感じでとても清潔でした。タオルも複数枚用意してあります。ベッドなど部屋全体的に清潔感がとてもいいです。
ただ、Safety boxを最初使いましたが、電池切れなのか何なのかいまだによくわかりませんが、ものを入れた後に開けれなくなっちゃって怖かったのです。。。結局なんとか開けられましたが、そのあとはもう使わないことにしました(笑)。
あとは。。。ここのレストランはすっごく美味しいFern料理があります。Sarawak Midinです。(or Edible ferns?)
②Nexus Spa&Resort(KK郊外)
リゾートホテルです。砂浜&海&庭がホテル敷地内にあって、かなり広いです。
KK市内までは車で40分ですが、ずっとホテルにいれば何の不便もないし、北にあるダイビングポイントにも市内よりは近いですよ~
BuffetやBeach Barなどは室外にあって、大自然に囲まれてるホテルなので、虫よけスプレーは持っておいたほうが無難です。
インターネットの接続はロビーのみで、ばじは不便だと感じてましたが、私みたいなインターネットなくても困らない人にとっては、まあ~いいんじゃないっか~って感じです(笑)
③Promnade Hotels&Resort(KK市内)
Promnadeは特にこれ!というポイントはないが、立地が抜群でコストパフォーマンスが一番高いと言えるでしょう。
ホテルのすぐ向こうに大きなショッピングモール(Oceanus Waterfront Mall)があり、ホテルの後ろ側にはコンビニがあります。買い物が便利でご飯を食べるところもいっぱいあります(富源、Secret Recipe、Starbaucks、日本料理など)。
朝食はかなり豊富。
JTBのパッケージツアーに参加するときに、Promnadeでピックアップしてくれる時もあります。部屋もちょうどいい広さで、午後までのツアーの後、何の予定もないときに、ずっと部屋にいても窮屈ではなかったですよ~
ちょうど海が眺められる部屋に泊まってビューが良かったです!朝起きたらすぐ天気状況をチェックすることもできました!午後になるとカーテンを開けて、海のヨットや船を見たり、海の向こうにある高級別荘みたいな建物を見たりして、かなりのんびりに寛げましたよ~
ここはおすすめです!
④Hyatt Regency(KK市内)
個人的な意見ですが、Hyattはコストパフォーマンスがそこまで高くないです。ほぼ市中心にあり立地が最高だが、敷地が狭かったです。部屋はすごく広いが、清潔感がいまいちでした。
あ、すぐ隣にKFCがありました!Burger Kingも。こんくらいかなあ~
⑤Shangri-La(KK市内)
通称"Shanri-La Downtown"。
KKにはもう一つ高級なシャングリラがありますが、そちらと分ける意味でDowntownをつけて呼んでいるようです。笑
このホテルは多くの日本人が泊まっているみたいですが、清潔感が良くなかったです。空調の出口は意味不明なティッシュが複数枚あり塞がれておりました。。。空調の水漏れ防止対策だったのかなあ。。。><
プラス、ここはKKの端っこにあり、晩御飯はいつも暗い道を歩き複数の横断歩道を渡ってやっとレストランに着いたって感じでした。。。
Hotel Shangri-La Kota Kinabalu (Kota Kinabalu, Malaysia) | Expedia.co.jp
※公式サイト無いのでExpedia
⑥Eden54(KK市内)
ここは。。。どこかのホテル予約サイトですごい高評価だが。。。部屋&浴室の清潔感が悪かったです。悪いコメントあんまりしたくないですが、布団にカビの匂いがしました。。。ここだけがちょっと。。って感じだなあ~
立地はすごい良かったですが。有名なバクテなお店、現地のチェーンのコーヒー店、富源など、食事を取るのに便利でした。
山小屋 ※ランキング対象外
・Rock Hostel
予想以上良くて、Cottageみたいな綺麗なところでした!ラッキーなことで二人専用の部屋に泊まることができ、シャワー室もありました。。。びっくりでしょう~近くにレストランもあってかなり快適でしたよ~!
夜はとても静かで良く休めました。キナバル山に登る前泊の選択肢として、ここは絶対おすすめです!!
・Pendant Hut
私は今まで全部テント泊で、富士山の山小屋もたまたま一人だけのスペースに泊まれたので、雑魚寝の山小屋は初めてでした。しかし、ばじによると、ここの山小屋はすごい快適なほうらしいですよ!
まず上下ベッドが1セットの構成で、一部屋は4セット=8人くらいでした。ベッドを置く場所以外に人が通れるくらいのスペースしたなかったが、寝るところは自分だけのスペースがあり、良かったのです。ベッドの上には既に寝袋がおいてあって、ちょっと湿気ってる感じもありましたが、あんまり気にしませんでした。
スタッフ達もかなり親切で、その時体調が悪くなければかなり快適な山小屋だったかもしれませんね~
↓Pendant Houseの近くから眺めた綺麗な山々~
谷川岳登山 -紅葉&渋滞- (2016/10/22)
コタキナバルについて書いている途中ですが、
昨日群馬の谷川岳に行ってきましたので、ばじが感想など書いていきます。
前々から、低山好きな従兄弟と一緒に山登りしようと話をしておりました。
そして、この時期に日帰りできる山はどこかと探している中で谷川岳が候補に上がりました。
谷川岳は3,4年前の4月頃にふと思い立って行ったことがあります。
その時の私はあまりにも無知だったので、初春の谷川岳が雪に包まれていることを知らず、アイゼンも無い状態で土合駅に降り立ったのでした。雪のあまりの積もりようを見て驚愕するも交通費の勿体なさに少しだけ雪道にトライ。10分後に命の危険を感じて引き返しました。笑
前回、私は「クライマーズ・ハイ」を読んで谷川岳へ赴きました。
世界一の登山による死者数を持つ山でもあり、「魔の山」のような雰囲気を持ちますね。通常の登山では全くもって危険な道はありませんが。
モグラ駅の土合駅も有名ですね。JRでは珍しく地下にホームがあり、486段もの階段を登らなければ地上に出ることができません。
登山の報告
アクセス
今回は従兄の車向かいます。関越道の大泉ICに近い、西武池袋線大泉学園駅で拾って貰いました。その後、関越を北上し、水上ICで降りて土合駅方面へ。
大泉学園駅から登山口までは、そこそこの混み状態で2時間15分くらいでした。
駐車場はロープウェイの駅の立体駐車場に大容量5F分の駐車スペースがあります。
電車では、上野駅に前泊すれば鈍行での日帰りも可能です。
何度か計画しましたがまだ実現していないです。
一番早いのは、特急代がかかりますが、越後湯沢まで上越新幹線で行って土合駅まで鈍行で戻ってくるルートです。
行程
「西黒尾根ルート」
8:50 登山開始
11:00 ラクダの背
12:30 トマの耳
12:45 オキの耳
(昼休憩)
14:00 下山開始
15:40 天神平・ロープウェイ乗車
16:00 下山
山頂、下山道が混雑しており、トマの耳、オキの耳のあたりで非常に時間がかかりました。一列に並んで歩く感じでした。
天神平までロープウェイでアクセスできる気軽さで人が多いみたいですね。
登山してみての感想
日本三大急登の一つ「西黒尾根」に挑戦。当初はそこまで意識していなかったのですが、従兄が行きの社内で「急登」と何度も言ってくるのでビビり始めました。
登り始めからなかなか急な道が続きます。この時期の山頂付近は0度近くなることがある、とのことでモンベルのジオラインの厚手を着てきたのですが、汗だくに。。
紅葉には遅すぎるのかなと思っていたのですが、この日は絶好の日でした。
紅葉と前方に佇む谷川岳。頂上のごつごつ感がたまりません。
紅葉のアーチ。景色がいいので、疲れもそこまで感じません。
従兄の友達は地質調査が専門のようで、登山道の火山灰の粒子が細かいと言っておりました。細かいということは遠くの火山から飛んできた?富士山?燧ヶ岳?と推測してましたが、実際どうなんでしょう。
急坂を抜けると、稜線に出ます。
すぬぬ曰くこの登山のベストショット。(枝葉のフレームが良い)
途中鎖場が3か所ほどありました。
ここら辺が急登と呼ばれる所以なんでしょうね。岩は滑るところがあるので気を付けて上る必要があります。
岩壁。岩登りしているクライマーが見えました。
正直クライミングなんて頭がおかしい人がやるものだと思っていましたが、これを見ると登りたくなる気持ちが少しわかってしまいました。
白くて綺麗な壁。登ったら達成感に満ち溢れるでしょうね。
西黒尾根がスーッと伸びています。このルートを選んでよかった。
2,000を超えない山ですが、アルプスに劣らない稜線の見事さです。コスパよし。
トマの耳まで来ました。
オキの耳。登頂達成。ばじは百名山19座目です。
山頂付近は人でごった返しです。天神平までロープウェイを利用して登っている人が多いようです。小さな子供も多かったです。トマの耳から15分くらいかかりましたね。
この日の昼はインスタントパスタと、干し芋を炙って食べました。
すぬぬが山小屋のトイレを利用しに行ったのですが、行列がひどく30分くらい帰ってきませんでした笑
谷川連峰の稜線。
これをずっと行くと苗場の方に行けるようです。
「グレート・トラバース」では田中陽希さんがこの道を苗場まで行きましたね。万太郎山~仙ノ倉山~平標山と続きますが、田中さんは平標山の標高1984mが自分の生まれ年と同じということでお気に入りと言っておりましたことを覚えています。
谷川連峰縦走は是非ともやってみたいですね。
前日夜に越後湯沢の平標山登山口に車をつけておいて、谷川岳麓の民宿で前泊すれば、次の日に帰ってこれるようです。いつの日か実行します。
帰りは天神尾根ルートで下山。
画質がもっと良ければよかったのですが、この写真を目を凝らしてみると下山する皆様がおります。途中の急な箇所では停滞してしまうほどのひどい渋滞でした。
子供連れの登山客、どうなんでしょうね。
お父さんが急な箇所を抱っこ・おんぶで移動出来て歩みを止めずに行けるなら全然良いと思います。
登山道のステップに高低差があると、子供にとっては壁のようなもので、それを自力で下山させるのってかなり危ないことですよね。渋滞にはまぁいらいらしたのですが、子供を危ない目に合わせるのが一番心配です。
総括
この時期の谷川岳は素晴らしい景色でした。西黒尾根は三大急登の一つですが、そこまで辛くは感じません。なによりも景色が最高なので是非とも西黒尾根を登ってみてください。
この時期の谷川岳は天気でコンディションが一変するので防寒もお忘れなく、山頂付近は風が吹くと寒かったです。
あの岩壁を見てしまったので、自分がクライミングに引き込まれないかが少し心配です。笑
ボルネオ旅行④ -グヌン・ムル国立公園- (2016/8/14~16)
今回は、ばじがグヌン・ムル国立公園の訪問記を書いていきます。
グヌン・ムル国立公園とは?
片方はキナバル公園で、もう一方がこのグヌン・ムル国立公園です。
なぜ、グヌン・ムル国立公園に行ったのか?
当初、コタキナバルで2週間半の滞在を決定し、地球の歩き方やるるぶを読みながらボルネオ島のどこを訪問するかを検討しておりました。
・サバ州東部のサンダカンに行ってオランウータンに会う
・シパダン島に行って絶景の海でダイビングをするか
・ブルネイに足を伸ばしてリッチな都市を見る
・インドネシアに行ってみる
・KLに行ってみる
上2つはフィリピン海賊で治安の不安があったので却下しました。海賊については別記事で触れる予定ですが、ボルネオ島では海賊事件がちょくちょく起きています。
グヌン・ムルと下3つを検討していたのですが、自然思考の私たちの心を掴んだのはグヌン・ムル国立公園でした。主な路線は、コタキナバルかミリからなので、せっかくコタキナバルに滞在しているこのタイミングで行っておくべき!というのもありました。
グヌン・ムルの楽しみ方(例)
王道コース:4大洞窟を楽しむ
オプション①:ピナクル訪問をプラス ※急峻な岸壁が見どころ
オプション②:ブルネイ訪問をプラス(ムルから近い)
上級者:
登山コース:ムル山(2,367m)に登山 ※3泊4日
探検者コース:アドベンチャーケイビング 洞窟内をびしょぬれになったり登ったり這ったりして進むコース
せっかく行くなら一番おもしろいやつを、、とムル登山、アドベンチャーケービングもやりたかったところですが。
登山は残念ながら、日程が収まらず断念。
アドベンチャーケイビングは蛇とも遭遇することがあるようで、すぬぬが蛇無理とのことです。実際現地に行ってみて、難易度が相当高そうなことを実感しました。真っ暗闇の中、何がいるかもわからない状況、引き返すことが難しい・・・。我々には敷居の高い楽しみ方に感じました 笑
我々はシンプルに4大洞窟を訪れるだけにしました。ホテルが豪華なこともアクティビティをシンプルにした理由です。
今回の旅程(2泊3日)
2016/8/14
コタキナバル=>ムル空港へ移動
4大洞窟のうちDeer Cave, Langs Caveを訪問
2016/8/15
4大洞窟の残りWind Cave、Clear Water Caveを訪問
2016/8/16
正午の便でコタキナバルへ
詰め詰めで行けば1泊2日もあるようです。
ちなみにこの区間の飛行機の便はかなりの頻度で遅延・欠便するようです。
例にもれず、我々も行きで遅延しました。。笑
今回の費用
キナバル登山と同じで、NCTさんにお願いしました。
一人$290でした。
あのMarriott2泊とガイド2日間の料金です。
http://www.marriott.co.jp/hotels/travel/myymu-mulu-marriott-resort-and-spa/
航空券代は各自で取るようにとの指示のため、自分で取りました。
これは欠便、遅延が多いので航空券までパッケージにできないのだと思います。飛行機側のずれによるツアー不履行は旅行者の責任ということですね。
航空券は一人、341.8MYRでした。当時は1MYR=25JPYくらいだったので、8,500円くらいですね。安い。
ちなみにマレーシア航空の保険は安っぽくてつけても意味がないので外したほうがよいとアドバイスをもらったので外しました。
実際に行ってみて・・
1日目
さて、MH3257便、12:50発でコタキナバル=>ムルへの予定でした。約1時間のフライトでそのあとDeer Cave, Langs Caveの2つをゆっくり訪問・・。
のはずが、空港に行くと飛行機が遅延とのこと。というか搭乗ゲートで待っていると親切な旅行者が教えてくれた。「なんで教えてくれないんだマレーシア航空!」と思っていたが、航空券をよくよく見ると、フライト時間がしれっと14:50分に変更されている・・。え、一言教えてよ。。
申し訳程度にMeal Coupon(マクドナルド、ケンタッキーで使える)を貰うも。相方すぬぬの腹の調子が悪くその場で待機し、私はパンを買ってきて食べることにしました。ただ、マレーシアのケンタのお粥はなかなか美味しいので、一度食べてみてください。
遅れること2時間、飛行機が離陸し、我々は16:00頃にムル空港に降り立ちました。
そこで現れたガイドPhilipps。彼はナイスガイでした。
明日4大洞窟を一挙に見るプランに変更かなーと思っていたら、「さぁ今から急ぎ足で行こう!」とPhilipps。今から回れるのかい。
ここら辺までトラブルに慌てて写真が全然無いですねー。。
公園からは急いでLangs Caveへ。道は尾瀬のように木道でしたが4kmくらいありました。
迂闊にサンダルで来てしまった・・・。
↓Langs Cave
Langs Caveは鍾乳洞がとても綺麗でした。
想像力のある人ほど岩の形を何かに例えるのがうまいらしいです。私はさっぱりでした。
↓Deer Cave
巨大な横穴で、航空機も中に入るそうです・・・。
内側から入口を見るとリンカーンの横顔に見える。ほんとに。
逆側の奥は通称「Eden's Garden」
何かと名称が欧米系ですね。ここら辺の探検者はイギリス人が多いようです。旧植民地だからでしょうね。
迫力満点でした。グヌン・ムルのハイライトは間違いなくこのDeer Cave。
そしてこの洞窟にはおびただしい数の蝙蝠が住んでいます。その数200~300万羽。
洞窟内の地面は蝙蝠のフンでいっぱい。そしてそのフンを食べるゴキ○リでいっぱい。この洞窟内で循環ができています。
↓Dragon Fly
グヌン・ムルといえばこれ。蝙蝠たちが夕方に一斉に餌を求めて飛び立ちます。蝙蝠を狙う鳥たちに襲われないように集団で隊列を組むようです。この光景が40分くらい続きます。Well Disciplined・・。
全体で、一日で15トンくらいの虫を食べます。それでも虫が枯渇しないとは、一体どのくらいの虫がグヌン・ムルにいるというのか・・・。
是非とも生で見てください。
急ぎ足で回ったため、非常に疲れました。
Mulu Marriottで快適なお休み。部屋は綺麗でしたがロビー・食堂と部屋が非常に遠かったです。おまけに部屋にWi-Fi無し。というよりロビーのWi-Fiも弱すぎてほぼネット無し生活でした。
2日目
Wind Cave, Clear Water Cave
川をモーターボードで遡上し、2つの洞窟へ。
Clear Water Caveはかなり大きな洞窟で、ここでしか生えない植物がいるようです。
一方向からの光を吸収して活動するバクテリアにより石が分解されてこの形になったそう。
その名の通り、洞窟が水をろ過してくれるので、ここから流れ出る川は澄んでいる。ちょっと泳ぎました。
隣では楽しそうに泳ぐドイツ人家族。やんちゃ3兄弟が楽しそうでした。
私はスロベニアのボストイナ鍾乳洞を見たことがあるので、正直、改めて驚かされることはありませんでした。迫力では完全にあっちが上でしたね。
お昼はPhilippsの奥さんお手製のお弁当。うまかったです。
Philippsは数年前に、NHK番組でガイドを務めたこともあるほどのベテランガイド。彼は仕事に誇りを持っていてグヌン・ムルを本当に愛していることが伝わってきました。毎日新しいことを学んでいると言っておりました。ガイドについては大満足。
最終日
午前中はMarriottでゆっくりし、正午の便でコタキナバルへ。
感想
ベテランガイドのPhilippsのおかげで満足のいくグヌン・ムルツアーができました。飛行機の遅延も彼のおかげでリカバリできました。
彼が語っていた鍾乳洞内部が形成されていく過程や岩石の名前など、もう少し事前に英語を頭に入れておけば深い理解が得られたと思うと惜しい思いです。
蝙蝠のDragon Flyが圧巻でこれだけでも訪問の価値ありです。
ボルネオ旅行③ -キナバル山 登山(本番編)- (2016/8/2~4)
前回、前々回とばじの方が書いておりましたが、
今回はすぬぬが書いています!
いよいよキナバルの登山編についてお伝えします。
登山は、
①1日目のキナバル公園観光&前泊、
②2日目前半、2000m付近から山小屋までの6キロ、
③2日目後半~3日目m山頂アタック+Via Ferrata+下山、
の3パートに分けてお伝えします。
結果から言うと、風邪と高山病(?)のせいで山頂アタックを諦めて下山してしまいました。。。
①1日目:キナバル公園観光&前泊
KK植物園、キャノピーウォーク、ラフレシア鑑賞、ポーリン温泉。
咲いていたラフレシアがちょうどあって入園できました!中国語でラフレシアのことを「屍花」と呼び、昔から本・TVなどでラフレシアの写真を散々見てきたからか、相当大きくて華麗な、匂いも漂うお花が自分のイメージに残していました。が。。。その日に出会ったのは直径約75cmのラフレシアでそれほど大きく感じずがっかりしました。日に当たらない、黒いビニールを被った棚に囲まれ、黒い土の上にあるただの静かなラフレシアでしたよ。Wildでもなく、じっくり見ないと鮮やかさを感じない、匂いもなく、近くにいる昆虫もなく、私たちみたいな観光客に見せるために育てられたお花って感じかなあ~陰湿なところで意図的に育てられていたことが少し意外でした!
キャノピウォークは森の中で吊り橋を歩く感覚で、写真にある東南アジア感たっぷりな木も途中で見え、楽しかったですよ!
ポーリン温泉は、もともと特に期待していなかったんですが、本当に予想通りでした。笑
夜はRock Hostelに宿泊。
幸運にも個室を用意してもらうことができ、シャワーもすることができました。
夕食は以下の地図でいうところの、Visitor Centre Buildingで食べました。
日本人(男)の誕生日ということで豪華な夕食!!!
②2日目前半:2000mから山小屋までの6キロ
集合場所で私たちの登山ガイドBenjamin Velonicaと初めまして!体調が悪い時にいつでも気軽に声がかけられる雰囲気優しそうな女性で、少し安心しました。何個か書類にサインして、いよいよ出発。出発直前に既に小雨が降り始めていました。雨具を持っていないので、その場で買おうと思ったけど、売ってなくて諦めてしまいました。この諦めが、後々の悲惨な体験に繋がるのでしたよん。。。悲惨の連鎖が始まった!!
最初の1キロは楽でした。上の山小屋まで4、5回くらい休む場所が設けられて快適でした。休む場所は簡単なテーブルとイスがあり、ランチボックスもそこに座って食べていました。かなりいいペースで歩いていたので、ガサガサなランチボックスでもおいしく感じました。サンドイッチ、揚げチキン、(大好きな)ゆで卵、リンゴ、クッキーが入っていたランチボックスでした!実は私はこのランチボックスをとても懐かしく感じました。なんと。。。キリマンジャロに登った時のランチボックスの中身とほぼ一緒だったのです。笑
野生リスがとってもaggresiveでした!積極的に食べ物を奪いに来るリスでした。。。汗。気を付けないと指が噛まれちゃうよ。。。!
途中から。。。小雨から本降りに変わって、着ていたMammutのジャケットがどんどん雨に負けはじめて水に濡れました。まあ~なんとかなるでしょう~と思っていたけど、雨も風もどんどん強くなっていきました。リュックはばじが背負ってくれたので、私は手ぶら登山で背中が特に寒かったです。MammutのジャケットはGoreTexなのですが、二・三回洗濯機でがっつり洗ったせいか、全然防水も撥水も何もならなく、プラス普通の、防水機能なし・登山専用じゃないズボンで、全身濡れで寒くて震えてました。。。
このままじゃ絶対風邪を引いて山頂に行けなくなってしまう予感がし始めました。。。そうなる前に、なんとかしなきゃ!と思って、ばじに「先に登っちゃってもいい~?」と聞いて、「おお、もちろん!」と答えてくれたので、よーし!速いペースで先に登っちゃえ!と決めました。私たちのガイドさんはどちらかというと、途中の他のガイドさんとおしゃべりしながらゆっくりなペースで進んでいた感じで、かつ登山道は単調で迷う恐れがないので、一人で先に急ぐことにしました。。。途中森林限界に達したようなところで強風が恐ろしく、やはりばじを待とうと迷いましたが、なかなか現れなかったので、寒さ回避を優先してまた一人旅を続けました。。。途中ですれちがった登山者の傘やレインコートを見る度に、羨ましいなあ~と何度も思いましたよ。。。1キロでも、いくら重くても、次の登山からは絶対持っていこうと心の中で決めました。
どこからきたか分からないエネルギーで13:00頃にVia Ferrata参加者用のPendant Hutにやっっっと到着しました!!!寒くて脱力感はんぱなかったです。ばじも40分後に到着!お互いに大丈夫かとずっと心配してたので、再会の喜びで感動しました。。。(泣)><
③2日目後半~3日目:山頂アタック+Via Ferrata+下山
暖かいお茶を何杯も飲み、少し落ち着いてからジェンガーを遊んでました~1時間後に、太陽が出てきて、一刻でもそのありがたい暖かさで服を干したいと思って、山小屋の外に干していました。太陽に感謝の気持ちばかり!!
4時頃になってからはVia Ferrataの説明会でした。シミュレーションをやりつつ、少し恐ろしく感じました。明日本当に大丈夫なのかなあ~と。
晩御飯は大好物の鳥のスープもあり、全体的に美味しかったけど、食欲があんまり良くなく、風邪気味でした。本当に明日登れるか?!とだんだん心配し初めました。。。
寝るところは上下2段のベッドで、寝袋が付いていました。8時頃に寝て、11時頃に起きましたが、体が熱くて熱っぽかったです。。。ばじを起こして色々と話した結果、アタックを諦めることにしました。。。泣
深夜中にずっと雨だったし、外は寒そうでしたので、アタックするのはどうしても無理だろうと思いました。
夜明け後に暖かくなるのを待って朝7時頃に下山し始めました。高度が下がることに連れ、体調がだんだん良くなってきたので、ばじは風邪ではなく、高山病ではないか?!と言っていました。
下山途中に登ってくる登山者たちとガイドさんたちにちょこちょこすれちがい、私たちの下山時間はあまりにも早すぎたので、Velonicaさんがいちいち状況を説明したようでした。
とにかく悔しかったですね。。。雨具があれば!もっと慎重に準備しとけば良かったのに!と色々と反省しました。今までの登山はいかに良い天気に恵まれてラッキーだったのか、自分がいかに甘かったのか、やっと分かりました。山の天気は本当に瞬間に変わるもので、山は憐憫も配慮もしてくれない。心構えがもっとできなくてはならなかったなあ。。。次に生かします!!!
ボルネオ旅行② -キナバル山 登山(準備編)- (2016/8/2~4)
ばじです。
ボルネオ旅行のうち、キナバル登山について書いていきます。まずは準備編です。
簡潔にまとめると、
便利な旅行会社様にお願いしたことで、スムーズに登山に進めました。
しかし、一方で事前調査不足により手痛い被害を被りました。
詳細を書いていきます。
移動手段、宿泊施設の手配
キナバル登山は1泊2日で登るのがメジャーです。
ペースに自信の無い方は稀に2泊3日で上るようです。
1泊2日の場合、標高3,200m付近にいくつかレストハウスがあり、そこで睡眠して明朝に山頂にアタックします。
ちなみに日帰りは理論上可能なようですが、ゲートが時間管理されており、時間を過ぎると閉じてしまうので相当な健脚でないと難しそうです。
さて、まずはレストハウスを予約しなくてはいけません。Sutera Sanctuary Lodgesという団体がレストハウスを管理しているので、websiteを訪れてみます。
http://www.suterasanctuarylodges.com.my/
建設中・・・。
そういえば私が以前にイラン旅行のためにビザ申請しようとした時も、イラン大使館のぺージが建設中で困ったなぁ・・・。その時は現地での申請でなんとかなりましたが。
気を取り直し、上記指示に従ってFacebookを訪れてみるとメールアドレスを発見。メールを通してロッジの空き状況を確認・予約することもできそうです。
ただ、私達は準備段階でコタキナバルへの出発が2週間後に控えている状況でした。(フライトは先に取りました)
メールの返信が遅い、何往復も掛かってしまう、などから予約まで時間がかかってしまうと出発までに予約ができないリスクがあります。そこで日本の業者経由で予約することにしました。費用を抑えたいのであれば上記のように直接問い合わせる方法もありますよというご紹介です。
今回私達がお世話になったのはNCT文化の旅という旅行会社です。
1日目の朝にピックアップして貰ってそのまま登山というパターンもあるようでしたが、私達は体力温存して臨みたかったのでキナバル公園内前泊プランを選びました。
料金
1泊2日登山&ViaFerrata上級コースRM2220+公園本部前泊RM255
×27.5(NCT社換算レート)=68,063円(1人)
また、上記に加えて今回RM130 (3575円)/人で「キナバル公園&ポーリン温泉訪問ツアー」をプラスしました。
本来、もう少し高い料金のようですが送迎にプラスして混ぜ込んでいただくので少し安めにしてくれました。
公園本部前泊は運よく、Twin shareというロッジタイプが空いていたので、そこに泊まることができました。
通常RM315/1人のところが少し安く、RM255/1人で済みました。勿論2人部屋です。
ViaFerrataとは
これは、山頂登山後にキナバル山の急峻な斜面をロープなどを使って進むアクティビティ。これが無ければRM2220でなく、RM1750となるようです。
ただ、世界最高峰の地点でできるViaFerrataであり、動画も見てみましたが面白そうなので参加することにしました。
登山の難易度
富士山を少しステップアップしたような難しさです。
運動不足と感じる方はキナバル登山の3~4か月前からトレーニングを始めたほうが良いと思います。
持ち物
通常の登山と同じです。登頂日は暗い中での出発なのでヘッドライトをお忘れなく。
が、一つ大きな違いを上げておくと東南アジアの雨は物凄いです。
一度降るともう土砂降りで激しいので、濡れる衣服だと一気に対応が奪われます・・・。これのせいで私たちは・・・。
そのため、GoreTexの上下、靴の持参は必須です。洗濯などで撥水、耐水機能が失われぬよう管理は十分注意してください。
リュックは1人30Lくらいになると思います。
登山の結果は次回から。
ボルネオ旅行① -なぜ、ボルネオ島へ?- (2016/8/1~18)
こんにちは。
ばじ(日本人男)とすぬぬ(台湾人女性)です。
2016年8月1日、マレーシア航空MH0081便で成田 => コタキナバルへ。
私たち二人は転職により一ヶ月の休みを得たので、その海外旅行先としてボルネオ島を選びました。
人生でも数少ない1ヶ月もの長期休暇・・・。私達がボルネオ島を選んだのは以下3つの理由です。
1.キナバル山に登る
2.ボルネオの綺麗な海でダイビングを楽しむ
3.リゾート地でゆっくりして、リフレッシュする
1.キナバル山に登る
山好きとしては、せっかく長期の休みが取れるのであれば、海外登山に挑戦しない手はありません。
ボルネオ島には東南アジア最高峰のキナバル山があります。標高が、富士山を凌ぐ4095mもあります。ただし特殊な登山スキルは必要無く、富士山と同様に1泊2日程度で登れます。
実は私達は海外登山は人生2度目で、1度目はアフリカのキリマンジャロに登っています。(詳しくはまた別の記事で書きます)
そういう事情もあって、「1泊2日のキナバル登山は4泊5日だったキリマンジャロ登山に比べれば楽に決まってる!サクッと行って楽しもう!」くらいに考えていました。これが大きな間違いであったことに気づくことになります・・・。
それはともかく、海外の高山に登りたかったのが1つ目の理由です。
2.ボルネオの綺麗な海でダイビングを楽しむ
私達2人は、2015年に葉山でPADIのOpen Water Diverのライセンスを取りました。
取得後にアフリカ・ザンジバルの海で一度ダイビングをしたのですが、これがVisibility(視界、水の透明度)がイマイチで、私達の期待値を下回るものでした。
(葉山は色々ともっとひどかったですが。)
そこで「綺麗な海でダイビングを楽しみたい!」と思ってネット検索して見ると、ボルネオの海について良い評判を見かけます。
その中でも特に、シパダン島の海は格別とのこと。しかし、残念ながらシパダン島のあたりはフィリピン海賊による誘拐事件の被害が発生し、外務省から渡航中止勧告が出ております。
それでも東側のコタキナバル周辺の島の海もかなり綺麗なようなので、ボルネオはダイビングにも良い場所だと思いました。綺麗な海が2つ目の理由です。
3.リゾート地でゆっくりして、リフレッシュする
冒頭にも書きましたが、今回は転職時の隙間期間を使っての旅行です。そのため、予定を詰め込んで学生バックパッカーのようにハードに旅行するよりも、のんびりする時間も持って、これまでの仕事の振り返りと新しい仕事への気持ちの切り替えに時間を使いたいと思いました。
今回の旅の本拠地に選んだコタキナバルには、ゆるい1日ツアーも数多くあり、リゾートホテルも多くあるので、ゆっくり過ごすにもいい場所と考えました。
旅行先の検討の段階では、スロベニア - クロアチアを旅行する案もありました。スロベニア最高峰のトリグラウ山を登り、アドリア海でダイビングするプランです。しかし、南北に長い旅程になってしまうので、どうしても移動が多くなってしまいます。
それでは、3のリフレッシュが果たせず次の仕事へのモチベーションを醸成できないと思ったので、この案はまたの機会に、となりました。
次回以降の記事で、1,2,3のそれぞれについて詳しく書いていこうと思います!